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執筆者の写真吉岡

3月定例山行 巻機山(米子沢)

山行日  2023年3月12日

メンバー Lふくちゃん、近堂、岩崎

天候   晴れ

報告者  岩崎


ふくちゃん隊二日目は、蓬峠に続き予定していた巻機山の米子沢にトライした。米子沢の適期は3月前半となっているが、ここのところの4月並みの陽気で沢が割れていないか気になるところだが、天気は上々ということで決行した。

 登山口の清水に到着すると、既に登山者の車が10台以上で駐車スペースをはみ出して並び、ふくちゃん車は道路脇に縦列駐車する。

 スキーを履いてまずは標高差1400m超の井戸尾根の登りにかかる。出だしの雪で埋まった林道は、昨日の登山者の足跡が凍ってガタガタだ。桜坂駐車場付近で合流する米子沢の出合いで、昨日のものと思われるシュプールを確認する。

 井戸の壁へは、初め割引沢方面にやや周り込んで取り付き、途中クトーを着けて急登する。今回は薮もなく順調に高度をかせぎ、五合目にあたる1100mの尾根に出る。ここから今日滑る米子沢が俯瞰できた。一部見えないところもあるが、なんとか雪は つながっているようだ。

 樹林帯を抜け標高1500mの台地状の斜面に出れば、昨日登った蓬峠や谷川岳方面も見わたせる。今日は風もなくポカポカ陽気で気分は最高。ニセ巻機の急登も、今日はそれほどクラストしておらず、ほぼ夏道沿いの尾根から登る。

ニセ巻機でクトーを外してひと滑り。コルにある避難小屋は雪ですっぽり埋まっていた。ここからひと登りで巻機山の山頂へ。5時間ちょっとで順調に登りきった。昨年に立田さん達と、ここから大兜山を越えて野中まで抜けたときは風がキツかったが、今日は20名程の山スキーヤーが居て楽しげだ。

 滑降の準備を整えて、米子沢の源頭部に滑り込む。上部はザラメ状できわめて快適だ。ニセ巻機の下まで来ると、米子沢の切れ込んだ斜面が続いている。秋に米子沢を遡行したことのある身としては、途中のゴルジュがきれいに埋まっているか気になるところではあったが、朝方、米子沢の出口に昨日のものと思われるシュプールも確認できたので、もう迷うこともない。白く輝くⅤ字状の斜面に思い思いにシュプールを刻む。

 標高1300m位になると右岸側からの雪崩によるデブリが数か所現れるが、左岸側から巻きぎみに超える。一か所デブリ直下の荒れた斜面を横切って、右岸側に周り込むところもあった。標高950m付近に2mほどの滝が出ていたが、これも左岸側から巻けた。

 その後、重い湿雪の緩斜面となって、堰堤を左から超えると林道と合流。あとは来た道を戻って清水に滑り込む。

 充実したスキー登山であった。



コースタイム

 清水6:00/6:20ー井戸の壁下(900m)7:35/7:40ー井戸の壁上(1100m)8:35/8:40ーニセ巻機(1861m)10:50/11:00ー巻機山山頂(1967m)11:35/12:00ー清水13:30

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