2/13 小雪/薄日/濃霧 気温は高め L:ふくちゃん、M:野村、ジン、加藤、菅澤
旅行村6:00=大雪山黒岳ロープウェイ・層雲峡駅7:30/8:00・・・五合目・黒岳駅(1300m)8:07/8:15 >>七合目・ペアリフトトップ(1520m)9:00>>1885m(ハイクアップ終了)10:40/11:00~~七合目・ペアリフトトップ11:15/11:30~~ 五合目・黒岳駅11:40/12:00・・・層雲峡駅12:07
コロナで定員が半分の50名に制限された始発ロープウェイに乗ったのは我々5名のほかには青年のボーダー二人組だけだった。
黒岳ペアリフトは整備運休中だったので休業中のゲレンデを野村さんトップでシール登行を開始。
歩き出しは小雪が舞っていたが、七合目のリフトトップに着くころは青空がのぞき、北大雪の山々も見えてきた。4日連続の好天になるかもと期待が膨らむ。新雪は5~10cmほどか。
ダケカンバの疎林は傾斜も樹間の広さも滑るには最高の斜面に見えるが、登るには結構たいへんで汗をかく。先行するボーダー二人組はラッセルしながらも速く、追いつくことができない。
左手上方にマネキ岩が見えはじめたころから傾斜が増し、雪玉が転がり落ちていく。
疎林がとぎれた1870m付近で雪が硬くなったのでクトー(ふくちゃん、加藤)やアイゼン(野村、和田、菅澤)を装着するうち、山頂にガスがかかったと思ったらあっという間に降りてきて先行組の姿が見えなくなった。
板をザックに付けアイゼンで登りだしたがかなりの急斜面で、新雪の下はアイゼンがよく効く固さなのでクトーではたいへんだと思った。
登りだしてすぐ視界が閉ざされてしまい、リーダーの福ちゃんは状況を判断のうえ、ハイクアップ終了を宣言。山頂まであと100mで登頂は可能だが、無立木の急斜面でホワイトアウト状態での滑降は難儀するなあと考えていたので、リーダー判断にほっとする。
滑降準備は終えたもののガスは濃いままだ。下方の森影がうっすらと見えた瞬間を捉えてふくちゃん先頭に滑り出した。最初のうちは左方向へトラバースぎみに慎重に滑っていたが、そのうち歓声をあげながら舞い下る。雪は軽く、あっという間に7合目のリフトトップに滑り込んだ。
駅舎の屋根の下でしばし足休め後、休業中のゲレンデ斜面を五合目の黒岳駅まで一気に滑って、本日の山行を終了した。厳冬期の北海道で2000m級登頂はなかなか難しい。
層雲峡温泉「黒岳の湯」に立ち寄り旅行村に戻った。(文責:菅澤)
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